ドラフト1位の12人にはなれなかったが、2位での指名は十分な高評価だろう。西武からウエーバー順に指名された12人を紹介していく。その実力に疑いなし! 取材・文・写真=寺下友徳 指名を喜ぶ徳山[右]と久田部長。緩急を駆使して打者を翻弄する投球が持ち味だ
17時56分、待ち望んでいた
楽天からの2位指名。その瞬間、10月26日開催の明治神宮大会中四国3連盟代表決定戦登録メンバーから外れた約30人の仲間たちと中継を見守っていた徳山一翔は一礼した後、はばかることなく涙を流した。
涙を流したのは彼だけではない。周りからもすすり泣きの音がそこかしこに。気付けば徳山の隣に座る「浪商高では
牛島和彦(元
中日ほか)、
香川伸行(元南海・故人)と同じクラスだった」という久田孝・硬式野球部部長ですら感無量の表情を浮かべていた。無理もない。事実、2024年春から秋前にかけて最速153キロ左腕を待っていたのは茨の道だったからだ。
2月のオープン戦こそ好投も・・・
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