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2024ドラフト総決算 ドラフト2位の精鋭たち

【楽天2位】徳山一翔(環太平洋大/投手)伸びしろ十分の最速153キロ左腕 たくましさを増していざ東北へ「(楽天は)左投手が多くいて活気がある印象。勝てる投手、球界を代表する左腕になりたい」

 

ドラフト1位の12人にはなれなかったが、2位での指名は十分な高評価だろう。西武からウエーバー順に指名された12人を紹介していく。その実力に疑いなし!
取材・文・写真=寺下友徳

指名を喜ぶ徳山[右]と久田部長。緩急を駆使して打者を翻弄する投球が持ち味だ


 17時56分、待ち望んでいた楽天からの2位指名。その瞬間、10月26日開催の明治神宮大会中四国3連盟代表決定戦登録メンバーから外れた約30人の仲間たちと中継を見守っていた徳山一翔は一礼した後、はばかることなく涙を流した。

 涙を流したのは彼だけではない。周りからもすすり泣きの音がそこかしこに。気付けば徳山の隣に座る「浪商高では牛島和彦(元中日ほか)、香川伸行(元南海・故人)と同じクラスだった」という久田孝・硬式野球部部長ですら感無量の表情を浮かべていた。無理もない。事実、2024年春から秋前にかけて最速153キロ左腕を待っていたのは茨の道だったからだ。

 2月のオープン戦こそ好投も・・・

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