主戦級捕手2人を欠いた中でも、強力ソフトバンク打線を抑え込めたのは「チーム捕手」の意識があったから。試合に出ているのは一人でも、全員で準備し戦う。この姿勢こそDeNAのポストシーズンを象徴するものだった。 ※成績は日本シリーズのもの。年齢は2024年の満年齢 「捕手陣」で戦えたことこそ日本一への要因だった。当然、試合に出場し続け投手陣を導いた戸柱恭孝が最大の功労者であることは間違いない。
捕手は試合前には野手メニューだけではなくバッテリーミーティングにも参加する。負担の大きい中でも、誰よりも早くグラウンドに現れ準備を怠らない。そんな選手だからこそ、
石井琢朗チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチは、日本一のビールかけで、ほろ酔い加減に「戸柱、どこいった? 戸柱。いないのかトバ?」と呼びかけ、「一生懸命頑張ったんだよ。試合に出られないときも腐らずに。あの炎天下の中、一生懸命、早出でバッティングして――」とたたえたのだろう。
一方で・・・
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