チームで最高の評価を受けてプロの世界に飛び込む男たち。明るい未来を思い描くからこそ、口にする言葉は力強い。プライドがにじむ8球団のドライチたちの覚悟は、いかに──。 写真=BBM ソフトバンク・村上泰斗「すべての部分で見本でありたい」

村上泰斗/むらかみ・たいと●2007年2月20日生まれ。兵庫県出身。180cm74kg。右投両打。神戸弘陵高-ソフトバンク25[1]=1年
プロの世界でも急成長を続ける。中学時代は控え捕手も高校入学を機に本格的に投手に転向し、あこがれの
藤川球児(現
阪神監督)を彷彿とさせるキレのある真っすぐは最速153キロをたたき出すまでになった。再び常勝軍団へと歩み出したチームの将来のエース、そして「球界を代表する投手」となるべく、1年目から闘志を燃やす。高校生ながら、掲げた目標に早くもプロ野球選手としての自覚がにじむ。新入団選手発表会見の際に、自らの手で力強く色紙に記し、自らの口で力強く宣言した『見本』の意味。「プロ野球選手である限りは、すべてのことで見本でなくてはいけない。人柄であったり技術面であったり、すべての部分で見本でありたい」。注目すべき右腕の姿は、マウンド上だけに限られない。
日本ハム・柴田獅子「ファイターズの伝統の背番号を継ぎたい」
二刀流さえ超越したニュータイプへ。投げては最速149キロ、打っては高校通算19本塁打という野球センスの塊に、かつて
大谷翔平(ドジャース)を育て上げた
栗山英樹CBOは「僕らが見たことがない、新しいタイプの野球人になるはず」と大きな期待を口にした。自身もはるかな高みを見据えている。背番号『31』は「気に入っている」と言いながらも・・・
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