1年目に阿部慎之助監督が掲げたテーマは「変わる」。選手たちが変わったからこそ成し遂げたリーグ優勝だが、今季に向けてチームは変わることを止めない。指揮官の口にする「勝つために必要なピース」たち。大型補強で加わった新戦力たちは、チームにどんな化学反応をもたらすのか。 取材・文=杉浦多夢 写真=BBM ※年齢は2025年の満年齢 より盤石となる投手陣
新たな背番号11には豊富な経験をチームへ還元することも求められているが、それはまだ先の話。阿部慎之助監督が「この球団だからこそ、プレッシャーがあるからこそ力を出してくれる」と口にするように、田中将大にはまず“一戦力"として力を発揮することが期待される。
縦振りを意識したフォーム改善は順調で、2月17日のライブBPで登板した際にはマンツーマン指導を続ける
久保康生巡回投手コーチも「バランスはいい。あえて出力を出さないのはさすが」と太鼓判。開幕に向けて着実にステップを踏んでいる。
戸郷翔征、
山崎伊織、
フォスター・グリフィン、
井上温大に続く残り2枠の開幕先発ローテーション争いは、ベテラン右腕が5枠目を確保するようだとさらに熾烈なものとなる。現役ドラフトで加入した
田中瑛斗にとっては狭き門となるが、裏返せば指揮官にとってはうれしい悩み。オリオールズへ移籍した
菅野智之の穴が大きな問題となることはなさそうだ。
“後ろ"も盤石。球界最強守護神が・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン