2024年はセ・リーグ3位ながらも、クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズでも下馬評を覆して、1998年以来、26年ぶりの日本一に横浜の街は歓喜に沸いた。しかし、選手たちは美酒に酔いしれる間もなく、異口同音に「次はリーグ優勝、そして日本シリーズ連覇」と発したように、誰一人、満足はしていない。2025年、27年ぶりのセ・リーグ制覇へ向け、チーム一丸で突き進む。 文=早川大介 写真=宮原和也 
キャンプインでは日本シリーズのチャンピオンフラッグがはためく下、練習に励んだ
次は“完全優勝”へ
2024年シーズンは71勝69敗3分けの貯金2でセ・リーグ3位。そこからクライマックスシリーズ・ファーストステージでは
阪神を敵地で2勝0敗と退けると、ファイナルステージでも
巨人を相手に4勝3敗(巨人のアドバンテージ1勝含む)で競り勝った。日本シリーズではパ・リーグを91勝49敗3分けの貯金42と圧倒的な強さで制した
ソフトバンクと対戦。本拠地・横浜スタジアムで2連敗したものの、そこから4連勝で1998年以来、26年ぶりの日本一に。辟易するようなCS制度論争とともに、史上最大の下克上とも騒ぎ立てられたが、それは決して本意な枕詞ではない。
11月30日、約30万人が横浜ベイサイドに詰めかけた優勝パレードのクロージングセレモニーで、
三浦大輔監督がファンを前に叫んだ「リーグ優勝をして、日本シリーズも連覇して、もっと盛大に喜びを分かち合えるように頑張ります。来年も一緒に戦っていきましょう!」という言葉は、選手、監督、コーチ、チームだけではなく・・・
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