8月26日から、第97回都市対抗野球大会が東京ドームを舞台に開幕。一発勝負の戦いの中、各チームのチアリーダーが、特色ある応援パフォーマンスを披露する。その一つが、今回で17年連続29回目の出場となる社会人野球の名門・JR東日本のチアリーダーだ。彼女らの練習日、そして都市対抗野球開幕直前に行われた、野球部の激励会に潜入。社会人野球ならではの「球場の華」の魅力に迫った。 取材・文=多田まりや 写真=菅井真凜 
8月19日に行われた激励会前に、この日参加したチアリーダーで撮影した集合写真
都市対抗野球の華
今年も、社会人チアリーダーの熱い夏がやってきた。
8月26日に開幕した、第97回都市対抗野球選手権大会。各企業チームが東京ドームを舞台に火花を散らす中、チアリーダーの応援パフォーマンスも見逃せない。
その一つが、応援団、吹奏楽団とともに、JR東日本の応援部を構成するチアリーダーだ。都市対抗野球に出場する企業によっては、女性社員が少なく、チアリーディング部に所属する大学生がパフォーマンスに参加する。社員がチアをやることが珍しいチームも少なくない。その中で、JR東日本は社員のみで構成されている。
創部40年を迎える今年のメンバーは計29人。毎年2〜3月頭をメドに募集があり、そこで集まった社員によって構成されている。オーディションによる選抜はなく、基本的には立候補した本社とグループ会社の社員が、各々の持っている仕事に支障が出ない範囲で参加。メンバーには、学生時代にチアリーディング部に所属していた経験者もいれば、未経験者もいる。
今年度のキャプテンを務める池永京佳さんは、立教大学で4年間、チアリーディング部に所属していた。
「スポーツ観戦に興味があって、その中で踊ることが好きだったこと。自分がプレーヤーじゃない立場から、スポーツを応援することに、興味がありました」
社会人でもチアリーダーとして活動し、今年で4年目を迎える。
会社のエリアが広いことから、社員の勤務先は関東圏全域にまたがっている。池永さんは八王子事業本部に所属。ほかのメンバーは千葉、大宮、横浜、渋谷、上野などそれぞれが日々、異なるエリアで勤務している。エリアを問わず人脈が深められるのも、JR東日本のチアリーダーならではの大きな特徴だ。
練習は4月から週4回、18時から20時の2時間にわたって行われる。練習場所として田端、大塚、上野の社屋、または寮の一角を使用。チアリーダー専用の練習場所はないため、空いている場所を借りながら、練習を進めている。7月は先述の3カ所の会場で計11日間の練習期間が設けられた。チアリーダー、応援団、吹奏楽団それぞれでの練習が中心で、3部がそろっての練習は8月からスタートした。
社員によって勤務時間や勤務形態が大きく異なるため、各々がスケジュールを調整し、勤務後や夜勤明け、休日など時間を見つけて練習に参加するスタイルだ。実際、練習と本番を含めて29人全員が集まれることは少ない。
「参加できる日が人によって違うなかで・・・
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