10月23日に行われたプロ野球ドラフト会議で納得のいく指名をしたのはどの球団か、指名選手の顔ぶれを紹介しながらパ・リーグ、セ・リーグの順で考えていきたい。 文=小関順二 有原以外も実力派揃い!大成功に終わった北海道日本ハム
福岡ソフトバンクホークス 80点 思想を感じる指名だった。即戦力を必要としない球団はこういう指名をしないさい、そんな声が聞こえてきそうだった。単独指名になった1位
松本裕樹(盛岡大付高)は右ヒジの故障が回復したときのスケールのでかさに懸けたという印象。2位
栗原陵矢(春江工高)は補強ポイントの捕手でありながら4、5年先の素質開花を見込み、3位
古澤勝吾(九州国際大付高・遊撃手)は地元の逸材を逃すわけにはいかないという主張がありそうだ。悩み大きい5位
島袋洋奨(中大)の復活にも手を貸していただきたい。
オリックス・バファローズ 70点 先発左腕が
松葉貴大しかいないチーム事情を反映した指名になった。昨年はエースとして明大の春・夏連覇に大きく貢献した
山崎福也だが、今年は春・夏ともパッとしない。いいときは体ごと抑え込むようなボリューム満点のストレートがもの凄く、小さく動く変化球のキレも即戦力候補の名に恥じない。2位
宗佑磨(横浜隼人高・遊撃)、4位
高木伴(NTT東日本・投手)は今年見た多くの選手の中でも印象に残る2人。宗は誰もが苦にする内角高めを苦にせず押し込む力があり、高木は打者の近くで大きく変化するスライダーに見応えがある。
北海道日本ハムファイターズ 95点 4球団が競合した1位有原航平(早大)の交渉権を獲得できたことが大きい。右ヒジの違和感が解消すれば・・・
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