今春も好投手が大会を盛り上げた。甲子園で勝利投手となった「1回戦突破」を条件に、プロでも投手コーチ経験が豊富な荒木大輔氏に、最強投手スタッフ9人を組んでもらった。 「勝つ投手」としての気持ちが伝わった明石商・吉高
センバツでのチーム実績を最優先し、初戦突破を条件に投手スタッフを編成すると、先発は
高田萌生(創志学園高)、山崎颯一郎(敦賀気比高)、早川隆久(木更津総合高)、藤嶋健人(東邦高)の4本柱で組みたいと思います。投手としての素材は山崎がNo.1。ただ、センバツでの投球は正直、変化球偏重で物足りなさを感じました。188センチの恵まれた体格には将来性があり、投球の基本である真っすぐをもっと磨くべきでしょう。ストレート主体で攻めていかないと、魅力も半減してしまいます。

山崎颯一郎[敦賀気比高]
高田も持ち味の直球で、立ち上がりからどんどん押していってほしいです。左では早川が「好投手」の印象で、1試合を任せられます。サウスポー特有の対右打者ヒザもとへのクロスファイア、タイミングの外し方もうまい。秀岳館高との準々決勝ではやや単調な配球になったことからも、勝負球として、シンカー系の沈む球種を習得する必要がありそうです。

高田萌生[創志学園高]

早川隆久[木更津総合高]
ゲームメーク能力としては、藤嶋の投球技術は高く買います・・・
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