今シーズンともに先発ローテの軸としての活躍が求められる和田毅と岸孝之。そんな2人が3月29日の今季初登板試合(ヤフオクドーム)で相まみえた。結果は岸が7回を5安打無失点の好投を見せる一方、和田は6回で10安打を喫して4失点。はっきりと明暗が分かれる結果となった。ここでは2人のピッチングをセイバーメトリクスの観点から徹底解析。そこから見えてきた勝敗を分けた要因とは!? データ&文=DELTA、構成=編集部、写真=湯浅芳昭 光った岸孝之のストレートの制球
まずは投げ合いを制した岸孝之の投球から見ていきたい。毎年、岸の投球の半分以上を占め、初登板でも69球を投じたストレートの平均球速は一昨年の142.5キロ、昨年の142.9キロとほぼ同じ142.3キロ。年齢も30歳を超えたが、ボールの力はまだまだ衰えていない。
投じた球種の割合はこの2シーズンあまり変わっておらず、大雑把に言えばストレート、スライダー、チェンジアップ、カーブを3・1・1・1くらいの比率で投げている。
しかしこの日は・・・
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