大学卒業後にアメリカでスポーツ医学を学び、世界各地でトレーニングを指導してきた住田ワタリ氏。今冬にはメキシコで開催されているウインター・リーグに帯同。プロスペクトたちが腕を磨く現地の野球に触れた。計4回の短期連載で、メキシコの最新野球事情をリポートしていく。 文・写真=住田ワタリ、構成=吉見淳司 
ヤキスの本拠地。充実の設備を擁する最新鋭の球場だ
ソノラ州、オブレゴン。「エスタディオ・ヌエボ(新球場)!」。運転席のべレスGMが指さした先に銀色の皿を引っくり返したような建物が目に映る。
リーガ・メヒカーナ・デル・パシフィコ(LMP)に属する「ヤキス・デ・オブレゴン」の本拠地だ。1万6000人収容の場内にスイートルーム、パノラマビューのレストランやスポーツバーを備えた近代的なボールパークである。
メキシコのウインター・リーグ、LMPは太平洋側に位置する4州の8球団で構成され、北はアメリカとの国境に近いメヒカリの「アギラス」から、南はグアダラハラの「チャロス」まで2000キロ以上離れている。ウインター・リーグといえば常夏をイメージするが・・・
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