もはや、このコーナーの常連!?オフ企画に2年続けて登場してもらったのは西武・十亀剣だ。昨年は洋服購入を取材したが、今年はスポーツバイクを手に入れること考えていると聞きつけた週ベ取材班。「またですか!」と驚きながらも快諾してくれた背番号21のオフのとある日に密着した。 取材・構成=小林光男、撮影=桜井ひとし 
十亀が購入を決めたのはキャノンデール社の「CAAD OPTIMO TIAGRA」。初心者には最適のスポーツバイクだ
トレーニングジムに通いたいが……
十亀剣は捲土重来を期していた。2015年は自己最多、チーム勝ち頭となる11勝をマーク。さらなる飛躍を誓った16年はしかし、3度の登録抹消を経験するなど、わずか4勝に終わってしまった。不調の要因の一つはウエートアップを果たしたが、その体を思うように扱えなかったことだ。例えば投げる際、上げた左足が地面に着こうとしているのに上半身は後ろに残ったまま。体重が前に乗らず、著しくスピードを欠いてしまった。
迎えた秋季キャンプ。
土肥義弘投手コーチとマウンド上で股を割った状態で上半身と下半身を連動させて投げる動作を繰り返し行う十亀の姿があった。ただ、体を大きくしたことは間違いではないと思っている。「ケガをしないこと」が目的の一つでそれは達成されたからだ。
そして、オフ。肉体強化に加え、下半身の柔軟性向上をテーマに掲げ、さらにトレーニングを継続して、新シーズンで進化を果たすべくトレーニングジムに通う日々を送ろうとしていた。そこで困った問題が一つ。
「僕が行っているジムに駐車場が併設されていないんです。近くのコインパーキングに停めなくてはいけないので結構不便。都内は駐車場代も高いですし。それに車だと渋滞することもあるので……」
と、そこで頭に浮かんだのは「自転車で通おう」ということだった・・・
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