秋に有終の美を飾るために――。現在、選手たちは春季キャンプで日々汗を流している。選手のレベルアップはもちろん、栄冠を手に入れるためには、チームにある課題をクリアしなければいけない。果たして各球団、優勝への障壁は何か?そして、それを打ち破ることができるのか。今特集で12球団の優勝への最大課題を取り上げ、それに対して球団がどのような取り組みをしているのか見ていこう。 ※「課題クリア難易度」は実際にその課題をキャンプ中に克服する難しさを表す。100に近づくほど、その難度は高くなる。 Vへの最大ポイント・内野手 課題クリア難易度60

鈴木[中央]の二塁電撃コンバートはチーム全体の競争激化に向けた第一歩となる/写真=高塩隆
■既存戦力の底上げ狙い、競争の激化を促す 「大地はセカンドでやってもらう。(遊撃は)何人かで競争してもらわないといけない」
伊東勤監督はキャンプインを前にして、4年連続でキャプテンを務める
鈴木大地に二塁へのコンバートを通達した。これに刺激を受けたのが2年目の
平沢大河だ。「遊撃をしっかりやれという(自分への)メッセージだと思う」とポジション奪取へ大きな意欲を示している。
「相手と戦う前に、まず、チーム内の競争に勝たないと」。指揮官がそう語るのは、
日本ハム&
ソフトバンクの2強を追撃するためには既存戦力の底上げ、特に攻撃面での得点力アップが必須になるからだ。
2年連続Aクラス入りを果たしたとはいえ2016年の・・・
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