秋に有終の美を飾るために――。現在、選手たちは春季キャンプで日々汗を流している。選手のレベルアップはもちろん、栄冠を手に入れるためには、チームにある課題をクリアしなければいけない。果たして各球団、優勝への障壁は何か?そして、それを打ち破ることができるのか。今特集で12球団の優勝への最大課題を取り上げ、それに対して球団がどのような取り組みをしているのか見ていこう。 ※「課題クリア難易度」は実際にその課題をキャンプ中に克服する難しさを表す。100に近づくほど、その難度は高くなる。 Vへの最大ポイント・先発投手陣 課題クリア難易度75

キャンプ初日からブルペンに入った濱口。先発ローテを担うだけの力は十分ある/写真=大賀章好
■先発で待望される“イニングイーター” 就任2年目の
ラミレス監督は球団初のCS進出を果たし、躍進した昨季から、今季は1998年以来のリーグ優勝を現実のものとしてとらえている。課題は明確。ペナント奪取には先発投手陣の再構築が必要不可欠だ。最大のテーマはオフにFAで
巨人に移籍した
山口俊の穴埋め。開幕投手の晴れ舞台こそ負傷で逃したが、昨季19試合に先発し、チームトップの11勝(5敗)を挙げ防御率2.86。シーズン終盤に再び故障離脱はあったものの、リーグトップの5完投、3完封をマークし、エースとしての存在感を示した。ラミレス監督も「山口の穴を誰が埋めるのか明言するのは難しい」と正直に言う。山口の昨季の・・・
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