
写真=榎本郁也
これが負傷を抱えている男の打球なのだろうか。3月14日、札幌ドームでの
DeNA戦。6回無死一塁。フルカウントから須田の140キロの直球を振り抜いた。「感触は良かった。強く振れましたし、しっかりと自分のスイングができた」。一軍合流となったオープン戦初戦で自画自賛した推定140メートル弾。珍しく打球の行方を見上げながら歩いて打席を踏み出したが、それほど納得の打席だったのだろう。
アメリカ・アリゾナでのキャンプイン前日となった現地時間1月31日。右足首三角骨の骨棘による痛みで、投手としてのWBC参加を見送ることを発表した。その後、野手としても不参加が決定し「今はちょっと目標を見失っている段階。なかなか切り替えるのは難しい」と珍しく弱気な言葉を口にしていた。完全別メニューで慎重に慎重を重ねて日々の状態を確認し続けた失意の2月を経て、3月11日のイースタン教育リーグ・
楽天戦[鎌ケ谷]で今季初の実戦出場。その直前、素直な心境を「単純に楽しみ」と表した。
「ゲームができるのもそうですし、打席の中でオフから取り組んできたことがどう出るのかなってところは不安でも楽しみでもある」と真意を明かした背番号11は、その復帰戦で本塁打を含む2安打をマーク。長年マークしているメジャー球団のスカウトが、その試合での“変化”をこう証言した。「技術がどうとかじゃなくて・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン