3年連続Bクラスからの脱却を目指す西武が辻発彦監督の下、下馬評を覆す好調な戦いぶりを見せている。先週末の日本ハム戦では打線が爆発。その中心でチームをけん引している一人が新主将の浅村栄斗だ。 ※記録は4月24日現在 
4月19日の楽天戦[メットライフ]で延長12回、サヨナラ打を放った浅村/写真=高塩隆
追い込まれても粘り強いバッティング
9、9、12。4月21日からメットライフで日本ハムに3タテを食らわせ4連勝を飾った西武だが、その原動力は打線だ。冒頭の数字は初戦からの得点。力強い打線が2位タイに浮上したチームをけん引しているが、主役が確実に働いているのが大きい。この3連戦では
秋山翔吾が初戦と3戦目に初回先頭打者弾を含む1試合2発の計4本塁打、さらに四番の
中村剛也も開幕から17試合連続安打と相変わらず好調をキープ。さらに三番に座る新主将・浅村栄斗も鋭いバットスイングを披露し続けている。
浅村は24日現在、打率.417、2本塁打、16打点。打率はリーグ2位、打点は4位だ。昨年も最終的には3割(.309)をマークしたが開幕直後にどん底に陥った。4月5日、日本ハム戦[西武プリンス]で左翼席へ豪快な満塁弾をたたき込んだ。同試合終了後、打率.353と好アベレージを残していたが、“快感”が忘れられなかったのか、強引な打撃に終始し、以後10試合で2安打しか打てず打率も2割を切ってしまった。スタンスを狭くする打撃改良などで調子を取り戻し・・・
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