第66回全日本大学野球選手権大会は6月5日から7日間(準々決勝翌日の予備日を含む)、神宮球場と東京ドームで行われる。昨年から九州地区は北部、南部ブロックより各1校が出場。全国26連盟のリーグ戦、トーナメントを勝ち上がった27代表校が「大学日本一」をかけて戦う。 
“戦国東都”を12季ぶりに制した東洋大。首位打者を獲得した2年生・佐藤[写真左]、主将兼エース・飯田[4年]と、投打に看板選手がいる/写真=田中慎一郎
数々の苦難を乗り越えた東海大九州が復活出場!!
昨年の大会では、
吉川尚輝(現
巨人)が攻守でけん引した中京学院大が「初出場初優勝」の偉業を達成した。今大会も実力的に突出したチームが見当たらず、混戦模様となりそうだ。
とはいえ、連盟別の優勝回数で24回ずつと分け合い長年、名実ともに大学球界をけん引してきた東京六大学と東都大学の代表校がリードしている。35季ぶりに東京六大学を制した立大は、地力十分。左腕・エース・
田中誠也(2年・大阪桐蔭高)と四番・
笠松悠哉(4年・大阪桐蔭高)の投打の看板が51年ぶりの大舞台に立つ。一方、戦国東都で12季ぶりの頂点に立った東洋大は主将兼エース・
飯田晴海(4年・常総学院高)の存在感が抜群。首位打者を獲得した
佐藤都志也(2年・聖光学院高)を軸とした、伝統の強力打線も健在だ。前回出場時の2011年は左腕・
藤岡貴裕(現
ロッテ)を擁し連覇を遂げているが、6年ぶりの覇権へ照準を定めていく。両チームは順調に勝ち上がれば、準決勝で激突することになる。
初出場は2校。岐阜経済大は東海地区選手権で三重大(三重)、日大国際関係学部(静岡)を連勝で下し、共栄大と石巻専修大の勝者と2回戦で顔を合わせる。今大会唯一の国立である和歌山大は、奈良学園大の連覇を15で止める価値ある・・・
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