
安定感抜群の菊池を中心に先発陣が好調な西武/写真=内田孝治
西武13連勝の快進撃は先発陣の踏ん張りが大きい。13戦で先発に白星がついたのが12戦。大黒柱の
岸孝之が昨オフにFAで
楽天に移籍し、先発のコマ不足が懸念されたが下馬評を覆した。
菊池雄星、ウルフ、
多和田真三郎、
十亀剣、
野上亮磨、
岡本洋介とローテーションの陣容がきっちり固まっている。
特に菊池はエースとして抜群の安定感でチームを引っ張る。3日の楽天戦[メットライフ]で日本人左腕最速の158キロを計測し、8回1失点の快投でリーグトップの11勝目。力みの抜けた投球フォームから課題の制球難で崩れることもなくなった。
土肥義弘投手コーチは「いいバラ
ンスで投げられている。スピードだけじゃない。球にキレもあるし、今年は簡単に崩れない」と太鼓判を押す。
後半戦に入り、調子を上げてきた多和田の存在も大きい。右のエースと期待されながら6月まで右肩の違和感などで未勝利だったが7月は3勝0敗、防御率1.35。二軍調整中に
潮崎哲也二軍監督から130キロ近い高速スライダーを教わり、緩急をつけた2種類のスライダーで打者を翻弄する。連勝が止まった5日の
ソフトバンク戦[メットライフ]は5回途中6失点KOを食らったが、「前半戦は何もしていないので結果を出さないと」と言葉に力を込める。
「味方で良かった」と投手陣が口をそろえる強力打線の援護射撃も大きい。下位を打つ
外崎修汰、
金子侑司も打撃好調でどこからでも得点が奪える。5日のソフトバンク戦でも・・・
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