左手で示すように、巨人の新人・
畠世周が5勝目。終盤に来て、各チームで新人が先発ローテに定着し、この週も畠を含め6人が先発勝利を飾っている。この日は3位・DeNA、4位・巨人3連戦の2戦目。CS進出のため特に巨人は絶対に負けられない。
菅野智之の好投で初戦を取り、迎えた第2戦に中5日で送ったのが畠だった。「正直、調子はよくありませんでした」という言葉どおり、立ち上がりは制球が定まらず、3回には三番・
筒香嘉智にタイムリーを浴び先制を許すが、ここからギアが変わる。その後はヒットわずか1本に抑え、7回1失点で勝利投手。圧巻は意識してインサイドを攻めた対筒香だ。タイムリー以外は空振り、見送りの2三振と封じ込めた。
投手だって打者

8月31日●中日4-2DeNA[ナゴヤドーム]/写真=榎本郁也
この週は投手のバッティングも目立ったが、一番驚いたのが、進退もかかる崖っぷちでの中日の39歳、
山井大介だ。3年契約の最後ながら、開幕から二軍生活が続き、これが今季一軍初登板。それでも4回一死まで走者を許さず、7回途中1失点でうれしい今季初勝利、先発では802日ぶりとなる。さらに5回にはプロ16年目にして初のホームランも放った。「苦しい時期もありましたが、勝ててよかった」と笑顔。起死回生の1勝だった。
鯉の仕事人
四番・
鈴木誠也の故障離脱、8月30、31日と巨人戦連敗。Vは確実に近づきながらも
広島のチーム状態は決していいわけではない。その中で奮闘しているのが、31歳の
松山竜平だ・・・
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