小柄な体を最大限に生かし、フィールド内を駆け回る山崎晃大朗。今季限りで真中満監督が退任。「背番号31」の後継者は、恩返しの一打を打つべく、最後の最後まで全力プレーを貫く。 取材・構成=富田庸、写真=桜井ひとし、川口洋邦(インタビュー)、BBM ※記録は9月3日現在 自分らしさをアピール
今季2度目の一軍昇格を果たしたのは7月25日。故障により今季絶望となった雄平の代役として、持ち味を発揮している真っ最中だ。超攻撃型二番・川端慎吾と同じことは決してできないが、自らの色を出しながら、打線のつなぎ役としてプレーしている。 ──プロ2年目を戦っているわけですが、ここまでのプレーを振り返ってみていかがでしょうか。
山崎 開幕を二軍で迎え、4月に一度、一軍に上がりましたけど、すぐに降格しました。7月に一軍に戻ってきたわけですけど、4月のときと比べて、落ち着いて打席に入れていると実感しています。やるべきことを整理しながら試合に臨めているので、1日1日、少しずつでも成長できているのかなと自分では思います。
──4月にできなかったことが今できているということは、二軍で過ごした時間が大きかったと。
山崎 そうですね、4月の下旬から5月、6月、7月という3カ月の間をファームで過ごして、自分のやるべきことというか、自分の打撃をしっかりと見つめ直すことができたと思います。
──今季の二軍成績は打率.290がリーグ2位、出塁率.361が同3位、24盗塁が同トップ(9月3日現在)。攻撃面で進境を示しての一軍昇格でした。「自分のやるべきこと」はどこにあると考えていますか。
山崎 やっぱり逆方向に強いゴロを打てることが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン