
9月7日●西武3-0ロッテ[メットライフ]/写真=川口洋邦
圧巻だった。今季8月中旬に反則投球を2度にわたり指摘され、2度目となる24日の
ソフトバンク戦では修正しきれずKO。普通であれば、そのまま崩れても不思議ではない。だが、この男はフォームを修正した次の31日の登板で2失点完投、この日は121球の完封勝利。負けん気とかリベンジというより、自らの投球のメカニズムを知り尽くしているからであろう。「球に力があったので、いけると思った」と自ら語るように、立ち上がりから飛ばす。ストレートとスライダーのコンビネーションが冴え、7回には自己タイ記録でもある左腕最速の158キロを出した。これで14勝、6完投、4完封、190奪三振。すべてリーグトップだ(完投はタイ)。左腕の進化が止まらない。
真のエースに
まったく危なげがなかった。ストライク先行で球数を抑えつつ、
巨人のエース・
菅野智之が・・・
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