
ネット裏に詰めかけたMLBの大視察団。シーズン佳境を迎えて「OHTANI」争奪戦は一気に熱を帯びてきている/写真=高原由佳
16球団32人の大視察団が熱視線
大谷翔平が1球を投じるごとに、ネット裏に大挙した16球団32人のメジャー関係者が一様にスピードガンを構える。そんな異様な光景が、9月12日に札幌ドームで行われた
楽天戦であった。
中11日で今季3試合目のマウンドに上がった大谷は堂々、主役を演じた。2回一死一、二塁で
茂木栄五郎を迎えた場面では3球目で今季最速の163キロを叩き出すと球場がどよめいた。内角をえぐったスライダーも空振りした
島内宏明がよけて転ぶほどにキレまくった。5回を投げ、1安打無失点。ようやく今季初勝利をマークした。
ただ、大谷本人からすれば決して会心の投球ではなく、葛藤との戦いでもあった。
「そこまで高いレベルでのパフォーマンスが出せたとは思ってない・・・
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