今季、
内川聖一をはじめ次々故障者を出しながらも、驚異的な選手層の厚さでカバー。Vロードを突っ走ったソフトバンクだが、最後の最後で、打線の一番大切なピースが抜けた。この日の2回第1打席だった。三冠王も狙える位置にいた四番の
柳田悠岐がファウルを打った際、右ワキ腹を痛め、顔をゆがめた。結局、空振り三振。その後、交代となった。球場を去る際、記者たちの質問に対し、「話したくないッス」と表情を曇らせ、その後、広報を通じ、「痛いッス。振った瞬間に痛みを感じた。自分でもよく分からない」とコメントした。その後、札幌市内の病院で「右腹斜筋と肋間筋の損傷で全治3週間」と診断され、21日には登録抹消。CSでの復帰も微妙となっている。
ようやくの3タテ

9月21日●西武3-4ロッテ[メットライフ]/写真=中島奈津子
ようやくだった。シーズン133試合目の勝利がロッテにとって今季初の同一カード3連勝。立役者となったのが、若手投手たち。初戦が23歳の
二木康太、2戦目が24歳のドラ2新人・
酒居知史、そして3戦目が23歳のドラ1新人・
佐々木千隼。佐々木は7回1失点の力投で完投勝利を挙げた前回登板に続き連勝。この日は、こちらもドラ5新人26歳の
有吉優樹がプロ初セーブ。退任が決まっている
伊東勤監督も「来季につなげてほしいね」と笑顔。
47年ぶりの悪夢
序盤はヤクルト先発の
由規、阪神先発の
小野泰己の好投。守っては阪神のショート・
大和(写真中央)の好守もあって締まった展開となったが、由規が5回に制球難で崩れてからは一方的となった。ついにヤクルトが47年ぶりのシーズン90敗目。すでに退任が決まっている
真中満監督は「1つでも勝てるように頑張っていくしかない」と語った。24日の試合も敗れ、91敗。応援してくれるファンのためにも、来季につながる光を見せてほしい。
4度目の正直

9月23日●西武5-0オリックス[メットライフ]/写真=大泉謙也
「2ケタの味? 分かんないッス」と笑う。低めをていねいに突くピッチングで散発4安打(1四球)、110球、プロ9年目、西武の
野上亮磨が4度目の正直で完封勝利を達成し、うれしい4年ぶりの10勝目となった。過去3度、9回まで無失点のゲームがあったが、いずれも一発を浴び、完封を逃していただけに、最後は「ホームランがよぎってました」とも。(中央が野上。右は攻守で野上を援護した捕手の
岡田雅利、左が3安打2打点の
山川穂高)。

どこまでも高く/写真=湯浅芳昭