
お互いに高め合う存在である日体大のダブルエース、松本[左]と東妻
日体大のWエースの一人である
東妻勇輔は170センチと小柄だが、気持ちを前面に出し、腕を振って投げ込む最速152キロの直球とスライダー、スプリットで打者をねじ伏せる。
Wエースのもう一人、
松本航のことを「松本のような投手が勝てる投手」とお手本にしている。
智弁和歌山高時代は3年春に甲子園に出場した。そのとき高校野球雑誌のアンケートで将来の夢を「体育の先生」と書いた。「小学校の頃からプロになるのが夢だったけど、プロと書くのはおこがましかった」と苦笑いで明かす。日体大・古城隆利監督がそれを読み、日体大OBである智弁和歌山・高嶋仁監督に「体育教師になるならぜひウチに」と連絡したことで、東妻は日体大に進んだ。
当時の最速は144キロ。プロ出身の
辻孟彦(元
中日)コーチは「プロへ行ける素材だが、身体能力の高さを生かし切れていない」と見て、東妻に・・・
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