
お互いに高め合う存在である日体大のダブルエース、松本[左]と東妻
日体大のもう一人のエースである
松本航は最速150キロの伸びのある直球を軸に、カットボールやツーシームなど多彩な変化球で冷静に投球を組み立て、淡々と打者を打ち取る。
Wエースの相棒、
東妻勇輔のことを「お互いに高め合える存在」と認めている。
明石商高時代から145キロ右腕としてプロのスカウトから注目されていた。プロに行きたい気持ちもあったが、「大学でもっと成長する」とプロ志望届を出さずに日体大へ進んだ。
時を同じくして、日体大からドラフト4位で12年
中日へ入団し、14年限りで現役を引退した投手・
辻孟彦氏が母校のコーチに就任した。この出会いが松本を大きく成長させる。
1年秋。リーグ戦で先発を任されるようになった松本は、もともと直球には自信があったため、変化球を練習しようとしていた。すると、辻コーチがこう指摘した。
「目の前の試合で勝つことも大事だけど・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン