いよいよ本格化した12球団の契約更改。近年は複数年や事前交渉が一般化し、表面的には、ほぼ“無風状態”ながら水面下では、それなりにバタバタしているようだ。今回は12球団別にチェックしていこう。 (金額はすべて推定。表の単位は万円。カッコ内は前年比増減。情報は12月1日現在) 巨人・厳冬更改の中で菅野がチーム最高年俸に

写真=井田新輔
3年年連続で優勝を逃したばかりか、11年ぶりにBクラスに転落したのだから、厳冬は当然だ。かつてのエース・
内海哲也が減額制限(1億円以上では40%)を大幅に上回る1億円ダウンの1億円、9年続いた60試合登板が途切れ、18試合のみの登板に終わった
山口鉄也が9600万円ダウン(13年目で初の減俸)の2億2400万円で更改済みと、期待に応えられなかったベテラン勢には次々と厳しい査定結果が伝えられている。
しかし、満面の笑みで会見場に姿を現したのはエースの
菅野智之。11月28日に都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、およそ倍増、2億2000万円アップの4億5000万円で一発サインした。17勝5敗、防御率1.59とリーグでも突出した成績で最多勝、最優秀防御率に加え、沢村賞、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞とタイトルを総なめ状態だったのだから、こちらも当然だろう。
現時点での球界最高年俸は
オリックス・
金子千尋の5億円だが、
巨人は・・・
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