シーズン序盤は我慢の戦いを強いられたが、Aクラスを死守。CSを突破し迎えた19年ぶりの日本シリーズでは、パ王者を前に力の差を見せつけられ、同時に、課題も浮き彫りとなった。 [2017年成績] 73勝65敗5分勝率.529
597得点、598失点、打率.252(2位)
134本塁打、39盗塁、防御率3.81(4位)

首位から14.5ゲーム差をつけられながらの日本シリーズ進出。「史上最大の下克上」はならなかったが大きな経験を得た
16年ぶりの5割超え
就任2年目の
ラミレス監督が成長をうながしてきた選手が結果を出し始め、少しずつ形になってきた。
J.ロペス、
筒香嘉智、
宮崎敏郎のクリーンアップは頼もしかったものの、チーム全体の攻撃力、得点力では
広島に遠く及ばなかった。投手力では
巨人のような絶対的な先発陣がそろっていたわけでもない。それでも、指揮官は保有戦力を見極めて、信念を貫きながらもフレキシブルな手綱さばきで、2001年以来(当時は
森祇晶監督)、16年ぶりに勝率5割を上回った。
シーズン序盤は苦しい時期が続いた。WBCを戦った筒香の不振、中継ぎの不調もあり、投打がかみ合わず借金生活。3月、4月は11勝12敗、5月は12勝13敗と負け越した。しかし、6月以降・・・
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