チーム力を挙げていくには、ベテラン選手の経験が必要になってくることがある。ここでは低迷するチームに活力を与えてくれる2人を紹介する。→ベテランの意地を見せる!ヤクルト・青木宣親 写真=小山真司 
生けるレジェンドとして若手からの質問を受けるなど投手陣の中でも存在感を示している松坂
ブルペンに入れば詳しい球数や球種が伝えられる。入らなくてもノースローでの調整が話題となる。連日、テレビやスポーツ紙に躍る“松坂”の文字。この注目度の高さは、策士・
森繁和監督の計算のうちだろう。
ソフトバンクを自由契約となり、入団テストに合格して
中日に移籍した
松坂大輔。披露されてから間もない背番号99の中日のユニフォームに違和感がないのは、毎日のようにその姿を目にすることも理由の一つ。例年以上にファンの数の多い中日の春季キャンプは熱気を帯びており、若手投手は初日からフリー打撃に登板。早い仕上がりを見せている。
間接的ではなく、直接的な“松坂効果”も目に見える形で表れている。例えば松坂と同じ“甲子園優勝投手”の肩書を持つ高卒3年目の
小笠原慎之介は「ピッチングを見てくれませんか?」とアドバイスを求め、ストレートと変化球を交互に投げてフォームをチェックする方法を学んだ。横浜高の後輩である
柳裕也も、朝食をともにするなど積極的にコミュニケーションを取っており、成長意欲向上に一役買っている。
森監督から「ゆっくりやらせているというか、好きなようにやらせている」とマイペース調整を認められている松坂は、2月11日時点では実戦登板がなく、その状態は未知数。それでも中日加入の意義は、間違いなく大きい。