昨季、「キーマン」に挙げられた回数はおそらくチーム一だろう。一番打者としてチャンスメークして主軸につなぎ、勝利に貢献してきた。2018年、ラミレス監督は引き続き、桑原将志をDeNAの「キーマン」に指名する。背番号が「37」から「1」へと変更となり、気分一新で挑む今季。リードオフマンは宜野湾で精力的に汗を流していた。 取材・構成=滝川和臣、写真=上野弘明(インタビュー)、小山真司、BBM 
キャンプでは早出して特打、バント練習など技術を磨いている
レギュラー3年目、再度ポジションを奪いにいく
2016年のシーズン途中から「一番・中堅」に抜てきされると、レギュラーに定着。昨シーズンは全試合出場を果たし、DeNAのリードオフマンとしてCS、日本シリーズでも躍動した。「リーグ優勝」「日本一」を目標に掲げるチームの中で責任感が増した今季、春季キャンプでバットを振る背番号「1」の目の色は、明らかに過去2年とは違っていた。 ──背番号が「1」と新しくなった今季、どんな気持ちでキャンプインしましたか。
桑原 背番号の変更について、僕自身はそれほど意識はしていません。ただ周りからの見られ方、求められるものは変わってきていると感じています。チームのために責任のあるプレーをしなければならない、と受け止めています。
──大洋時代から背番号「1」を着けた選手には、
山下大輔さん、
進藤達哉さん、
金城龍彦(現
巨人コーチ)さんら錚々たるメンバーが並びます。
桑原 歴代の偉大な方々が着けてこられた番号を背負わせていただけることはとても光栄です。そして期待に応えたいという思いが強いですね。
──すでにラミレス監督は桑原選手を「一番・中堅」での起用を明言しています。どう受け止め、練習に励んでいますか。
桑原 僕の中ではレギュラーを確約されたとは思っていません。もう一度ポジションを奪いにいくという気持ちで春季キャンプには臨んでいます。ラミレス監督からは・・・
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