3月に入り開幕の声が聞こえようかというこの時期に、大物選手たちの移籍が急展開で決まった。古巣復帰や新天地に赴く3選手の、再出発の光景とは──。まずは6年ぶりにマリナーズ復帰となったイチローから。 
記者会見ではマリナーズへの思いなどを語ったイチロー/写真=Getty Images
『泰然』の境地で契約へ
現地時間3月7日。イチローは入団会見で言葉を選びながら6年ぶりとなるマリナーズ復帰への思いを口にした。
「2012年7月にシアトルにサヨナラを告げて、その後、ニューヨーク、マイアミと、5年半が過ぎましたけど……中略……いずれまたこのユニフォームを着てプレーをしたいという気持ちが、心のどこかに常にあったんですけど、それを自分から表現することはできませんでした。それは5年半前のことが常に頭にあったので。でも、こういう形でシアトルのユニフォームでプレーする機会をいただいたことは、2001年にメジャー・リーグでプレーすることが決まったときの喜びとはまったく違う感情が生まれました。とてもハッピーです」
イチローが口にした「5年半前のこと」とは・・・
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