今季からプロ野球はリプレイ検証の「リクエスト」が導入され、規則部分では「二段モーション」の項目が反則投球から除外、申告敬遠制により投手が4球投げなくて済むようになった。そこで、ここではリプレイ検証は友寄正人審判長に二段モーションと申告敬遠制は井野修日本野球規則委員に、導入までの経緯などを聞いた。すっきりした頭で2018年シーズンを迎えられるはずだ。 写真=BBM 
2006年から二段モーションを反則投球とした独自解釈を行っていた日本。当時は三浦大輔投手[元横浜]などがその対象となった。今年から国際規則に忠実に戻すこととなった
以前から削除の対象になっていた懸案事項
プロ・アマ合同規則委員会は年1回開催される。しかし実際にはプロアマ審判部会というものがある。これは月1回で開催され、いろいろな試合の中で起こったさまざまな事例を、検討している。また5月にはアメリカで規則改正を行った部分が分かる。その原文を理解し、メジャーの試合などで確認をしながら、日本では次の年に反映させている。
「野球の規則はアメリカ発祥であり、ルールも作られていることで、基本、アメリカの原文を忠実に訳していく流れになっています。その中で、日本の各団体によってはその規則を適用しない団体などもあります」と井野修野球規則委員は解説する。
今回、日本独自解釈となっていた定義38の【注】の項目が削除され、いわゆる「二段モーション」のペナルティがなくなった。数年前から削除してはどうかという流れが生まれており、その流れの中で、昨季、
西武の
菊池雄星投手の二段モーションが大きな話題に。実はこの時期には・・・
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