
写真=川口洋邦
ナインとファンの心が一つになった。
4月19日の
阪神戦(ナゴヤドーム)の7回。1対2の二死満塁で、打席には
上本博紀が立った。マウンド上には
松坂大輔。すでに100球以上を投じているベテラン右腕は額に浮かんだ汗を拭うと、セットポジションから最後の力を振り絞った。1球、2球……ストライクごとに歓声が、ボールごとに悲鳴のようなため息がこだまする。2ボール2ストライクからの5球目。外角低めの134キロのカットボールに上本のバットが空を斬ると・・・
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