日本の、そしてジャイアンツのエースが隔週プレーヤーズコラムに登場。日々、究極の姿を求めて進化を続ける菅野智之が、その頭の中をマニアックにコラムにして綴る。初回は拡大版で、自らの“原点“を振り返る──。 写真=小山真司 読売ジャイアンツの菅野智之です。今回、この週刊ベースボールの誌面をお借りして、隔週でコラムの連載を担当することになりました。タイトルの『The GOAL』は、僕にとって野球が唯一、未来(つまり、ゴール)が分からないものであり、だからこそ飽くことなく、日々、究極を目指して打ち込めるもの、という意味を込めてつけました。
第1回目のコラムテーマは野球を始めた“原点”についてです。その前に、少しだけ「僕にとって野球とは何か」について考えてみたいと思います。小さいころは遊びだった野球が、大学卒業後、仕事になりました。よく、引退されたプロ野球選手がインタビューなどで「現役中は野球を楽しいと思ったことはなかった」と答えている場面を目にしますが、確かにその気持ちは理解できます。結果がシビアに求められる世界ですし、僕もグラウンドでは楽しいという感情ばかりではありません。ただ、グラウンドから離れて野球を見るのは楽しいですし、つらいとばかり思っていてもダメというのが僕のスタンス。いまでも野球を始めたころのように、大好きであることは変わりありません。
例えば、今シーズンは開幕から2連敗し、3度目の登板となった4月13日の
広島戦・・・
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