序盤戦の低迷から一転、グングン状態を上げ、両リーグを面白くしているのが巨人と日本ハムだ。一時は最下位も経験した両チームが反撃に転じたワケを、それぞれ3つのキーワードから探っていこう。巨人は6連敗を喫して最下位となった4月12日までの(開幕から)12試合と、それ以降の29日までの12試合を比較する。 
3勝をマークしている山口俊。裏ローテのエースで、地方球場で2勝
先発投手陣の防御率=5.74→2.53
開幕から4月12日の
DeNA戦まで、6連敗を含む12試合4勝8敗と苦しんだ。この間、打線は好調で、リーグトップの打率.278だから、敗因は投手陣にあったと言わざるを得ない。特にこの12試合で先発した投手の防御率は5.74(リリーフは4.79)。中でも2戦連続大量失点で連続KOを喫した
菅野智之の乱調が想定外(防御率は6.23)で、2年連続2ケタ勝利中の
田口麗斗も防御率11.25。左右の両輪がこの体たらくでは、チームの成績が低調なのも当然だった。
そんな悪い流れを止めたのも、やはりエース・菅野だ。13日の
広島戦(東京ドーム)に8回1失点で今季初勝利を挙げて連敗を6で止めると、20日の
阪神戦(甲子園)では2勝目を完投で飾り(ここから29日まで7連勝がスタート)、28日の
ヤクルト戦(東京ドーム)では完封勝利。この投球に
高橋由伸監督も・・・
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