
連勝を狙った9月15日の先発マウンドに上がった有原だったが、エースの役目を果たせず無念のKO/写真=榎本郁也
未曾有の大地震。不安な夜を越えて
9月14日、札幌ドームでの
オリックス戦は
日本ハムにとって「特別な試合」だった。6日未明に発生した北海道胆振東部地震後初の本拠地ゲーム。
栗山英樹監督は試合後、本音をこぼした。「ひさびさに負けてしまったらどうしよう……と思いながらずっとやっていた」。
長丁場のペナントレースを戦う流れとは一線を画した1試合。未曾有の被害に見舞われた北海道が復興へ向かうために、この日だけは何が何でも「勝利」が必要だった。初回に先制されたが、
中田翔、
近藤健介が気迫の全力疾走でチャンスを広げた4回に逆転。5年ぶりに復帰したベテランの
鶴岡慎也も2本の適時打を放って存在感を見せた。最後は道民が成長を見守る若き新守護神の
石川直也がギリギリのところでリードを守り切った。それぞれがさまざまな思いを胸に抱え、北の大地で勝つ姿をまずはファンに届け・・・
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