育成契約(巨人第1号)でのプロ入り。背番号3ケタから、原辰徳監督時代のブルペンに欠くことのできない存在に成長し、“育成の星”と呼ばれた男がユニフォームを脱ぐ。 2度のセ3連覇を368登板で下支え
これまで数え切れないほどのピンチを切り抜けてきた鉄腕が、マウンドでは見せない緊張の面持ちでマイクを握る。
山口鉄也が10月5日、都内ホテルで会見を行い今季限りでの現役引退を表明。「何もなかった自分が13年もの間、ジャイアンツのユニフォームを着て野球ができるとは思っていなかったので、とても幸せな日々を過ごせたと思っています」と感謝の気持ちを述べた。
横浜商高卒業後、渡米して飛び込んだダイヤモンドバックスでは、ルーキー級で3シーズンを過ごすも、1度もA級に上がることができずに志半ばで2005年に帰国。公園の広場などでトレーニングを続け、この秋の横浜、
楽天の入団テストを受験したが不合格、2度目の挫折を味わった。しかし・・・
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