野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく。第25回のテーマは「日本ハム・マルティネス(ニック・マルティネス)のピッチング分析」だ。 
ピッチトンネル、球種割合、前後の奥行きなどハイレベルな組み立てができる。マルティネスの総合力の高さには目を見張る
持ち球の特徴や組み立てはまさに“ザ・メジャー・リーガー”
今回は来日1年目から2ケタ勝利をマークし、日本ハムの先発ローテを支えたマルティネス投手の2017年MLBにおける「ボールの変化量」と今季の球種データから、ピッチングを分析していきます。
これまでピッチトンネルを構成する、つまり異なる球種を途中まで同じような軌道に投げることで打者に同じボールのように感じさせ、判断を難しくさせることの有効性を解説してきました。マルティネス投手は「ピッチトンネルを構成する」ことにおいてハイレベルな、まさに“ザ・メジャー・リーガー”といった感のある投手です。
ボールの変化量を見てみると・・・
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