8年ぶりのウエスタン・リーグ優勝を決めた阪神と4年連続でイースタン・リーグを制した巨人。宿命のライバルがファームの日本一の座をかけて戦った。台風25号の影響で強い風が吹く中、阪神が終始、積極的な攻めの野球を続け、3年ぶりの日本一を目指した巨人を8対4で下し12年ぶり5度目の栄冠を手にした。 取材・構成=椎屋博幸 写真=早浪章弘 阪神VS.巨人 10月6日(土) KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎 
二軍監督就任1年目で日本一に輝いた矢野二軍監督。4度宙を舞い、喜びをかみしめた
投打とも攻めの姿勢を崩さず
打者は、ファーストストライクから積極的に打ちにいく。次の塁を果敢に取りにいく。投手は、初球からストライクを取りにいく。一見簡単なことのように思われるが、それがなかなか実行できないのが現実だ。
「超積極野球」を目標に掲げ、1年間シーズンを戦ってきた阪神のファーム。12年ぶりの5度目の頂点という最高の形で、結果を出した。「1年間目指してきた形(の野球)で勝つことができた。この試合で選手たちがそれを証明してくれた」と
矢野燿大二軍監督は、満足顔で話した。
ファーム日本一を懸けた緊張の一戦でも、打者全員がファーストストライクからバットを振りにいっている。空振りをしても、何もとがめられることはない。常に前向きに。それが打撃向上につながっている。
チームに勝利を引き寄せたプレーも「超積極野球」だった・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン