今号から球団ごとの2018年シーズン回顧がスタートする。まずはパ・リーグ最下位に沈んだ楽天から。開幕直後から大不振に陥り、梨田昌孝監督がシーズン途中に辞任。この低迷の要因はどこにあったのか。 
シーズン途中から平石監督代行体制となったが、調子は上向かなかった
6月に指揮官交代
開幕2戦目からいきなり5連敗を喫し、出ばなをくじかれた。4月13日の
西武戦(楽天生命パーク)では初回に3点を先制するも、5対7と逆転負け。これで単独最下位に転落すると、シーズン終了まで5位以上に浮上することはなかった。
6月16日の
阪神戦(楽天生命パーク)に敗れて借金が「20」にふくらむと、梨田昌孝監督は球団に辞任を申し出、受諾された。「打線が点を取れない。つながりが悪かった。(救援の)松井(
松井裕樹)、福山(
福山博之)の調子も悪かった。先発はそれなりに形はできたが……」。60試合を過ぎた時点での梨田監督の言葉が、チームの現状を物語っていた。
この時点での松井の防御率は5.01、福山は6.88。昨季は機能した“勝利の方程式”が破綻していた。ただ・・・
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