オフだからこそ来年のシーズンに向けて野球のいろいろな話を仲間たちとしたいところだ。その話の輪が自然と広がる店を紹介する新連載企画、まさに「野球好きが集う店」だけを厳選した。第1回は元甲子園優勝球児が店長を務める東京都内茅場町の焼き肉店。「ここから」を紹介しよう。 取材・構成=椎屋博幸、写真=小山真司 
名門校の元選手たちから提供された実着用のユニフォームがずらり
焼き肉の美味しそうな匂いに誘われ、ドアを開くと右手のカベにずらりと並んだ高校野球名門校のユニフォームが目に入ってくる。野球好きの集まる店にプロ野球チームのユニフォームが飾られることは多いが、ここは高校野球のものが圧倒的に多い。まさに、一瞬にして甲子園に来たような雰囲気に包まれる。
店長の沖田浩之さんは、将来の夢として、ユニフォームを飾った飲食店を持ちたいと思っていた。「沖田浩之」という名前だけで、ピンとくる読者は、相当な高校野球ファンだ。沖田さんは高知県の名門・明徳義塾高野球部の出身。2002年に夏の甲子園を制覇したメンバー(2年生)で、3年生時には主将を務め・・・
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