2018年のドラフトは第1回1位入札で大阪桐蔭高・根尾(中日)と報徳学園高・小園(広島)に4球団、大阪桐蔭高・藤原(ロッテ)に3球団と「高校生野手」に11球団が集中した。19年も10代に注目が集まりそうな様相だが、大学生、社会人にも逸材候補が名を連ねている。 文=中里浩章 大船渡高・佐々木[写真]、横浜高・及川、星稜高・奥川、創志学園高・西。すでに「高校生BIG4」とNPBスカウトから高い評価を受ける
2年秋の時点で157キロの新怪物
高校生は「将来性」という評価はもはや、過去のものとなるかもしれない。18年のスカウティング戦線は高校生野手が中心であったが、19年は高校生投手が形成するBIG4が話題を集める。
2年夏の時点で大きな脚光を浴びたのが、大船渡高・
佐々木朗希である。岩手大会で154キロを計測。県4強へ進出した同秋には3キロを更新して最速157キロと、マウンドに上がるたびに周囲を驚かせた。50m5秒9と身体能力が高く、打っては四番と野球センスの塊。
菊池雄星、
大谷翔平に続く「岩手の新怪物」だ。すでに今春のセンバツ甲子園出場は絶望的であり、勝負は夏一本。3月の対外試合解禁には多くのNPBスカウトが、冬場を経た成長の確認に訪れるだろう。球春到来と同時に160キロの大台を突破する可能性もある。
注目4投手のうちで唯一、センバツ出場を確実にしている・・・
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