
秋には更なる成長をみせた。今春のセンバツも楽しみだ
進化の秋に圧巻奪三振ショー。スカウト驚嘆の異次元投球
「今秋ドラフト1位候補」の評価に、もはや、異を唱える者はいないだろう。それほど、昨秋の奥川の充実ぶりは際立っていた。石川県大会、北信越大会は、圧倒的な力を見せつけて優勝。
松井秀喜さんを擁した1991年以来27年ぶりの優勝を目指した明治神宮大会こそ、決勝で札幌大谷高に敗れたが、同じ高校生投手の1位候補である大船渡高・佐々木、創志学園高・西、横浜高・及川を、現時点の実績で完全に上回った。
「(神宮では)カウント球を狙われた。厳しいところに投げる精度を上げたい。他にも、バットの芯を外す、曲がりの小さな変化球にも取り組みたい。この冬は、やることがいっぱいです」
向上心の塊である最速150キロ右腕が、現状で満足するわけはない。それでも、全国の地区大会王者が集まる明治神宮大会で見せた投球は、まさに無双と言える内容だった。
初戦の2回戦は優勝候補の広陵高を相手に、7回を散発3安打11奪三振。制球も抜群で、無四球で投げきった。相手の中井哲之監督が・・・
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