兵庫・小野高、慶大で活躍し、東京六大学リーグ戦では早大・和田毅(ソフトバンク)と真剣勝負を演じた元フジテレビアナウンサーで現スポーツアンカーの田中大貴は、1980年生まれの「松坂世代」の1人。そんな野球人・田中が、同年代の選手たちをプロ野球現場の最前線で取材した至極のエピソードを、コラムにして綴る連載第10回です。 
高知商高2年時は外野手も兼務し、背番号は「9」。捕手は実兄の順一で兄弟でバッテリーを組んだ
出てくる言葉は常に正直
コメントはいつもブレることはない。媚びることもない。言いよどむこともない。
インタビューをさせてもらうたびに、その姿に圧倒される自分に後ずさりしないように「頑張れ、頑張れ」と言い聞かせていました。
阪神タイガース・
藤川球児。
松坂世代の中で最も明確に「自分」を持っている人間。「自分」を言葉で表現することができる人間だと僕は思います。
出てくる言葉は常に正直。脚色することはなく、真っすぐ。時にはダイレクト過ぎるくらいに快活。またそれが気持ち良く感じる人間性です。だからこそ圧倒されるのです。
阪神時代も、メジャーでも、日本球界に帰ってきたときも、彼らしさは全く変わることはありませんでした。そして・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン