2019年の球春到来を告げる春季キャンプがいよいよ幕を開ける。だが近年、和やかなムードは徐々に影を潜め、初日から緊張感が漂うようになってきた。春季キャンプの“変化”とともに、12球団の最注目ポジション争いをチェックしていこう。 写真=BBM 
日本ハムは昨年[写真]同様、一軍の一次キャンプはアリゾナで土台づくりからスタートする。しかし、大きくキャンプのあり方を変えつつある球団もある
“超・実戦主義”が加速
春季キャンプ序盤の風景がこの数年、変化してきている。春季キャンプは調整の場ではない、フルスロットルでスタートする選手たちを首脳陣が初日から見極める場。実績あるベテランであってものんびりとオフを過ごし、ゆるりとキャンプインすれば、あっという間に弾(はじ)き出される。そんなヒリヒリとした刺激的なムードが今年はさらに加速しそうだ。
象徴的なのは
ロッテだ。昨年の段階から
井口資仁監督は2月に多くの実戦の場を設けることを示唆。事実、発表された石垣島春季キャンプは2月1日から11日までという異例の短期日程で、その後は沖縄本島、高知、宮崎を転戦しながら2月だけで15試合の練習試合をこなす“超・実戦主義”とも言えるものだった。
さらに指揮官はキャンプ初日にいきなり・・・
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