目指す野球は12球団それぞれだ。宮崎、沖縄、アリゾナで汗を流す春季キャンプも、練習メニューを見れば、チームそれぞれの色が表れる。攻守走の何を重視して強化を図るのか――。はたまた実戦重視でチーム力を上げていくのか。キャンプイン初日、2月1日のメニューの一部に焦点を当て、各球団のトレーニング事情を探ってみよう。 
新兵器「ローイングエルゴ」を使ってトレーニング/写真=湯浅芳昭
あえてボールは使わない。事前に
工藤公康監督が公言していたとおり、「走塁改革」を掲げるチームは、走って、走って、走りまくっている。心肺機能を強くするのが目的だが、指揮官は「実技のあとだとケガする可能性もある」と、ランニングメニューを午前中に集中させている。キャンプインした初日は、まずは全員で600メートル×3本。そのあと若手選手たちは、150メートル×10本、10メートルを5往復×5本を走破した。
一方、ベテラン勢は・・・
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