目指す野球は12球団それぞれだ。宮崎、沖縄、アリゾナで汗を流す春季キャンプも、練習メニューを見れば、チームそれぞれの色が表れる。攻守走の何を重視して強化を図るのか――。はたまた実戦重視でチーム力を上げていくのか。キャンプイン初日、2月1日のメニューの一部に焦点を当て、各球団のトレーニング事情を探ってみよう。 
キャプテンの高橋は声を出して盛り上げながらノックを受けた/写真=榎本郁也
キャンプ第1クールは、守備練習に重きを置いた。
初日のメニューは、野手はウォーミングアップ後、すぐに4カ所に分かれてノックを受けた。これは毎年恒例の確認作業の意味合いが強いが、さらに数人ごとのグループに分かれた練習でも、ローテーションで守備練習に多くを割き、フリーバッティングを行う裏でボールを追った。“守備”の割合は、指示された全体練習分の約半分を占める。昨季は打線も好調を維持したが、リーグトップの守備率を誇り、守りから攻撃のリズムを作った。同様に今季もさらに守備力強化を推し進める。
投手陣も、野手同様に守備練習を複数行っていた。通常の守備練習を行ったほか・・・
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