日本中を熱くさせる夏の甲子園。間もなく終わりを迎える平成の時代にも心に刻まれる名勝負が生まれてきた。その中から編集部が20試合をピックアップ。高校球児たちが紡いだ筋書きなきドラマを振り返ってみよう。 【平成12年】“強打の智弁”の真骨頂。4点差を2発で同点に
智弁和歌山高7x-6柳川高(第82回大会準々決勝) 強打の智弁和歌山高が武内の本塁打後、山野[写真]の3ランで同点に
大会No.1右腕の柳川高・
香月良太(元
オリックスほか)は、3回戦までの3試合で36奪三振、自責点1と圧倒的な投球を見せ、対する智弁和歌山高は前日の3回戦で4本塁打11得点。“剛腕VS強打”に注目が集まった。
序盤、試合を優位に進めたのは柳川高。2回表に3点を先制すると、1点差に詰め寄られた5回表には4連打で3点を挙げて6対2に。だが8回裏、強力・智弁和歌山高打線が牙をむく。2年生の
武内晋一(元
ヤクルト)がソロアーチをかけると、死球、安打の後、山野純平が左中間席へ3ランを放って同点とし、試合は延長へ。
柳川高・香月はマウンドに立ち続けるも異変が生じ・・・
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