6月4日に交流戦へ突入。2019年シーズンはホームラン数が増加し、セ・パともにやや打高傾向にある。とはいえ打線の特徴は12球団それぞれ。ここではラインアップをチェックしながら、序盤戦の攻撃陣を診断・分析しつつ、交流戦を含む中盤戦に向けた課題に触れる。 記録は6月2日時点 
西武から移籍し、不動の三番打者として打線をけん引する浅村[右]の存在が心強い
新戦力の2人が存在感を発揮
本塁打数は
ブラッシュが16本、
浅村栄斗が13本。打点がブラッシュが45打点、浅村が37打点。いずれもチーム上位の数字だが、この2人がコンビとなって中軸を担っていたわけではない。浅村は不動の三番、ブラッシュは下位の七番、そして六番がほとんどだった。三、四番で並んだのは6月9日の
中日戦(ナゴヤドーム)が初めてだった。
平石監督はもちろん、ブラッシュに主砲としての活躍を期待し、本人もそれに応えて十分な数字を残している。それでも指揮官は新助っ人に過度の重圧を与えない下位に座らせ、結果的に中軸が2つある状態を実現させた。そのためには周囲を打つ打者の働きも非常に重要となる。
シーズン序盤、これまで主に一番やクリーンアップを打っていた
島内宏明に「四番打者」の役割を与えた。ただ求めたのは・・・
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