
本拠地・ヤフオクドームではファンの応援を一番近くで感じながら守っています
応援歌、歌えます
どんなときもファンの声援は力になります。特に今年は離脱があって、復帰戦をヤフオクドームで迎えましたが、ファンの方が大歓声で迎えてくれました。すごくありがたかったですね。
ライトというポジションは、本拠地・ヤフオクドームではファンの声援を背中で一番感じられます。でも今年に関しては、それがつらくもあったり……。調子が上がらずにファンの方からどう思われているのか自分でも分かっているつもりで、そんな中でファンの視線を感じてずっと立っている(守っている)のがつらくなるときもあります。
でも、自分のユニフォームを着てくれていたり、タオルを持ってくれているファンの方をたくさん見るので、「応援してくれている人がこんなにいるんだ」と思って、頑張らなきゃいけないなと気持ちが引き締まりますね。
ライトの場合、ビジターだと逆に相手チームの応援団が近くなりますが、だからと言ってやりづらさを感じることはないです。印象的な
ロッテをはじめとして、どの球団の応援もそれぞれ個性があって楽しいなと思います。
このコーナーにいただいた質問にも多くありましたが、守備のときはもちろんのこと、打席のときでも応援の声はよく聞こえています。ただ、打席内では……。本当は聞こえているはずなんですけど。打席を終えたあとに今どんな応援をしていたかと思い出そうとすると思い出せなかったりするので、やはり集中しているんでしょうね。
打席と言えば応援歌ですが、自分の応援歌はちゃんと歌えますよ! 応援歌にある『スピード』というワードは、自分に合っていて気に入っています。攻守走どの面でもスピードを生かすのが僕のスタイルだと思うので。
ホークスの場合、入団してすぐに自分の応援歌を作ってもらえます。当たり前だと思っていたら、ほかの球団は違ったので少し驚きました。自分の応援歌を初めて聞いたときは、曲調が、それまでのホークスにはない感じでいいんじゃないかなと思いました。作っていただいた応援団の方に感謝ですね。
ちなみに、チームメートの応援歌も結構歌えますし、他球団の選手でも何人かは歌えますよ。個人的に好きなのは
山田哲人さん(
ヤクルト)とか、
筒香嘉智さん(
DeNA)。前奏があるのがカッコいいなと思います。なので、チームだったらポンさん(
本多雄一、現・内野守備走塁コーチ)も、いいなと思って聞いていました。
自主トレ仲間の誠也さん(
鈴木誠也・
広島)なんかは、よく守備位置で相手選手の応援歌とかを歌ったりしていますよね。あそこまではしませんが、気持ちは分かります。やはりリズムが良かったりすると、自然と覚えてしまうんです。
お立ち台は緊張なし
試合中、球場がさらに一体となるのが『ラッキーセブン』(7回の攻撃)のときです。ホークスは黄色い風船を飛ばしますが、グラウンドというか、ベンチから見た景色は「すごい!」の一言。音もすさまじいですしね。と同時に、いつも「片付けが大変そうだな」と思って見ています。
鷹の祭典やタカガールデーなどイベントによって、いつもと違ったカラーに染まるのもいいですね。今年はピンクが見られなかったんで、来年はグラウンドにいられるように。もうケガはしたくないです。
また、勝利後のヒーローインタビューも、ファンの声援、視線を一身に浴びる場です。ヤフオクドームでの初めてのお立ち台(2015年8月25日のロッテ戦)は、よく覚えています。意外と緊張しなかったんですよ。なぜか? お立ち台って後ろにボードがあるので、視界が限られるんですよね。お立ち台のほうが試合より緊張するという選手もいますが、僕の場合は試合のほうが緊張します。

ヤフオクドーム初めてのお立ち台は2015年8月25日[ロッテ戦]。意外と緊張しませんでした
しゃべることに関しては、まあ、キャラがあるのでね。盛り上げるのはマッチさん(
松田宣浩)とかにお任せするので、自分は普通に話すのみです。たまにボソッと面白いことを言えば十分かなって思います。結構「これ言ったら面白いかな」とか考えているんですよ、実は。
今後は後輩と一緒にお立ち台に上がることも増えてくると思いますが、このスタンスを変えるつもりはありません。キャラがありますからね、キャラが。
これから優勝争いが激しくなるにあたって、ファンの方の応援がますます僕たちを後押ししてくれます。今までと変わらず、いや今まで以上に大きな声援を送ってくださいね。
PROFILE 上林誠知/うえばやし・せいじ●1995年8月1日生まれ。埼玉県出身。185cm84kg。右投左打。仙台育英高から2014年ドラフト4位で
ソフトバンク入団。入団当初から将来の主軸候補として期待され、4年目の17年には開幕スタメンからシーズンを完走。昨季は右翼のレギュラーの座をつかんで全試合出場、打撃主要部門でキャリアハイの成績を収めた。侍ジャパンでは
稲葉篤紀監督就任以降、メンバーに名を連ねている。