全国3730校の頂点を決める全国高校野球選手権大会が、今年も8月6日に甲子園球場で開幕。休養日を除く14日間に及び、熱戦が繰り広げられた。101回目となった“令和最初”の夏を振り返る。 
センバツで敗れた星稜高に雪辱を果たし、履正社高が初の全国制覇を遂げた
熱を増すスタンド。選手も果敢にプレー
大正、昭和、平成、令和──。4つの年号をまたぐ大会は今年で101回目。時代は変わる中でも高校野球人気は不変だった。
沸きに沸くスタンド。そうした周囲の“熱”が独特の雰囲気を生む中で、特にナインの背中を押していたのが習志野高(千葉)のブラスバンドだ。“美爆音”と呼ばれる大応援を背にしたナインは、準優勝だった春のセンバツ越えへ奮起し、代名詞である“逆転勝ち”で初戦を突破。2回戦で敗れはしたものの、大応援に酔いしれたファンは多数いた。

センバツ準Vの習志野高は2回戦で姿を消すも、アルプスの“美爆音”に後押しされて1回戦は“お家芸”の逆転勝ち
“話題”ばかりではない。夏の主役の座を奪い合う球児たちが、全国3730校の頂点を目指し、懸命かつ果敢にプレー。前年王者の大阪桐蔭高(大阪)やセンバツ覇者の東邦高(愛知)が地方大会で姿を消す中・・・
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