選手のプライベートなひとときにおじゃまするオフ企画。西武・森脇亮介手が社会人時代に通い詰めた飲食店を紹介してくれます。 取材・構成=小林光男 写真=矢野寿明 
セガサミー時代、多いときは週3回通った「さいとう」の店内にて[左から店主の斉藤誠さん、森脇、誠さんの妻・のり子さん]。近隣には明治安田生命や杏林大などもあり、そこからもよく選手が訪れるという。さらに、壁には西武監督就任前の辻発彦監督のサインも!
2018年7月17日の夜。当時、セガサミーに所属していた西武・森脇亮介の姿はお食事処「さいとう」にあった。東京都八王子にある野球部のグラウンドから徒歩約5分。都市対抗初戦、NTT西日本戦での先発を翌日に控えていた森脇は高まる緊張感を静めるために、なじみの店に自然と足が向いた。
「試合のことをあまり考えないように、ちょっとお酒を飲んでリラックスしようと思って」(森脇)
店主とたわいもない会話を交わし、心休まるひと時を過ごした効果は抜群だった。東京ドームのマウンドで森脇は躍動。145球を投げ抜き、4安打、12奪三振で9回完封勝利をマーク。当時の
初芝清監督が「こんなにいいピッチングをするとは、こっちもびっくり」と目を丸くした投球だった。
「セガサミー時代、本当に『さいとう』にはお世話になりました。もちろん、野球部の寮には食堂もあるのですが、何か相談事があるときなど『さいとう』に行って、話を聞いたり。僕はセガサミー時代に・・・
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